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- これがダンダダン流のお囃子だ!HAYASii「Hunting Soul」が熱い!想像を超えたガチ曲に原作ファン騒然
現在、7月から第2期として放送中のアニメ『ダンダダン』。第1期からアニメのクオリティが高いと評判の「サイエンスSARU」制作の人気アニメだ。今期も相変わらず原作に対して抜け目のないアニメ化を実現しているが、先日放送された第18話「家族になりました」の「お囃子」のシーンでは、原作勢をも驚愕させる再現度の高さで話題になっている。

ジジから邪視を追い出す!除霊に必要なのは「お囃子」
第2期は呪われたジジの家から再開され、鬼頭家と「大蛇伝説」の話やら、ジジに取り付いた「邪視(じゃし)」など、いきなり目まぐるしい展開(戦い)だったが、一応最後はシャコ成人とチキチータ、そして星子と太郎とこれまで登場したキャラクターが一同に介し、ジジ=邪視を捕獲(封印)して終わった。
その後はモモの家に戻り、水に触れると邪視に変身して暴れ出すジジに手を焼くが、除霊(ジジから邪視を追い出す)のために「お囃子(能楽、歌舞伎、祭りなど、日本の伝統芸能で、拍子をとったり、雰囲気を盛り上げたりするために演奏される音楽)」が必要だということに。
要は霊などは楽しくさせると出てくるらしいが、相手が邪視というやっかいな依頼なのでなかなか引き受けてくれる人がいない中、あらわれたのは意外な見た目の人たちだった。
お祓いだーーー!現れたのはあのバンドに激似?
シャウトしながら「邪魔するぜ~」現れた4人組に、星子は「邪魔するなら帰ってー」と何処かで聞いたようなギャグで一旦は帰るが、再び礼儀正しく現れた彼らは「HAYASHiiです」と名乗り、依頼していた「お囃子」だったことがわかる。
見た目は日本人にはお馴染みのあのバンドを彷彿とさせ、思っていた「お囃子」とはかけ離れているが、彼らの演奏は本物で「霊感もないので取り憑かれる心配もない」から適任なんだと星子がいう。
そしてスタンバイが始まると、まさにその様子はまさにロックバンドのそれなのだが、どうにもポンコツ感しかない、だが「かかってこいやー」の煽りにモモたちのテンションも爆上がり、演奏が始まるやメタル風のガチ曲に「これはアニメなのか?」と、ミュージックビデオ並のクオリティに原作ファンも度肝を抜かれたはずだ。
原作の漫画では見た目で「あるバンド」に寄せているのは分かるが、当然音楽は流れない。想像ではメタル風の音楽だと理解していても、アニメ化でここまでのクオリティで再現したことには驚きでしかない。
始まる前は耳を塞いで怪訝な顔をしていたアイラだったが、ノリノリでモモやオカルンと一緒に「ヘドバン」しているのも最高だ。もちろん座って除霊している星子もやっている。
とにかく演奏も歌も上手すぎるのだが、それもそうだ演奏陣はプロ中のプロが関わっていたのだ。
Vocal:谷山紀章
Guitar:マーティ・フリードマン
Drums:Chargeeeeee…
Bass:わかざえもん
個人的には女性ベーシスト「わかざえもん」を、まだあまり有名ではなかったころからYouTubeを見て知っていたので、最近マーティだったり有名な人と一緒に仕事ができるようになっているのも感慨深いし、ここで名前が出るのも嬉しい限りだ。
◇ ◇ ◇
あまりにもオマージュが過ぎたり、クオリティが高いがゆえに、本家のあの人も反応してしまい物議を醸している部分もあるが、とにかく制作陣の熱意と本気度が『ダンダダン』という作品を通して、アニメの新たな可能性を見せてくれているのは確かだ。