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- 板垣李光人も?「ゴーラー」ってなに?かき氷沼にハマる人々…推しの氷で猛暑を乗り切れ!
「ゴーラー」と聞いてもピンとこず、サッカー用語かなにかか?と思った人はまだまだ夏の初心者。今話題の「ゴーラー」とは、“かき氷をこよなく愛し、人生をかき氷に捧げる人々”のこと。
彼らのSNSはもはやかき氷図鑑。毎週末、各地の名店を巡礼し、時には1日で3杯、4杯…いや5杯食べる強者もいるという。
かき氷は今や「映えスイーツ」の王様
かつては夏祭りの屋台などで食べるシンプルな氷菓だったかき氷。
「ただ氷を細かく砕いたものにシロップをかけただけ」というのが普通だったが、今やその進化は止まらず、エスプーマ仕立て、フルーツまるごと、和洋折衷、そして“氷なのに1000円越え”が当たり前で2000円でも驚かない時代に突入している。
それでも「高い」と文句を言う人はほとんどいない。むしろ「この値段でこの芸術は安い」と賞賛の声が上がるほどで、味はもちろんだが、ゴーラーともなると“映えるかどうか”も評価基準になるのだ。
氷のためなら遠征も…推しを見つけに夏の新しい楽しみ方
ある熱狂的ゴーラーはこう語る。

今日は京都で抹茶かき氷、明日は静岡でメロン氷。片道3時間?氷のためなら余裕ですよ
まるでライブ遠征に行くかのようなテンションで、日本全国のかき氷を制覇しようとするゴーラーたちも出現しているのだ。中には「全国氷マップ」を自作し、“推し氷”がまであるという。
お気に入りの店にお気に入りのメニュー、いわゆる“推し”がある。「あのお店のいちごミルクが私のすべて」と語る人もいれば、「このマンゴー氷を食べるために夏を生きている」と断言する人も…
まさに推し活ならぬ推し氷活。対象は何であれ、好きに対する情熱は同じだ。
氷の世界はまだまだ深い!?人気の名店を紹介
最近では夏季だけではなく“通年営業”のかき氷専門店も増加中。
冬に食べるホットかき氷(中に温かい餡や焼き芋入り)なんて変化球も登場し、もはや季節モノという概念は崩壊しつつあるといえるのかもしれない。
【東京】
◆ひみつ堂(谷中)
天然氷を使った口どけ抜群のかき氷。全て完全無添加の自家製手作り蜜、季節限定のフルーツシロップは毎年話題。昔ながらの手動式機械で、こだわりがたくさん詰まった、ふわふわなかき氷です。
夏場は整理券必須!日本中からこだわりのかき氷を求めてやってくる人たちがいる。
▶ 代表メニュー:ひみつのいちごみるく
◆かき氷 志膳
独自のルートから仕入れる食材やフルーツで作られるかき氷は、ゴーラ好きから絶大な人気を誇る。果物は追熟させてなるべく加糖せず、ソースは練乳まですべてが手作り。どのかき氷にも吟味された素材が、これでもかとふんだんに使われている。
脱帽!かき氷、ここまで来たか 神保町『かき氷 志膳』の逸品はもはやイタリアン 圧倒される!
出典:おとなの週末Web
▶ 代表メニュー:ももりこトマト モッツァレラ バルサミコ
【神奈川】
◆かき氷の店 埜庵(神奈川)
何度足を運んでも、いつも大行列!!昨今のかき氷ブームの先駆者といっても過言ではない名店。
現在は完全不定期営業店となっているそうなので、ホームページやInstagramで確認が必要です。
▶ 代表メニュー:プリンアラモード
【名古屋】
◆甘味処 柴ふく(円頓寺)
名古屋市中区の「東別院」からほど近い場所にある甘味処「柴ふく」。夏は開店前から行列ができるかき氷の人気店、ちょっとユニークでクセになる味のかき氷が味わえる。
▶ 代表メニュー:黒柴ミルク
【京都】
◆京氷菓 つらら(北大路)
和の素材を生かした繊細なかき氷が魅力。抹茶や黒蜜、白玉との組み合わせは、まさに京都らしい極上の和スイーツ。
▶ 代表メニュー:瀬戸内レモンミルク
◆お茶と酒 たすき(新風館)
町家カフェの風情ある空間で味わう、見た目も美しい芸術的かき氷。
▶ 代表メニュー:抹茶みつ
【大阪】
◆かき氷研究所(南船場)
独創的なネーミングと見た目で話題のかき氷専門店。ミルク氷ベースで濃厚&ふわふわ。
▶ 代表メニュー:ピスタチオキャラメルストロベリー氷
◆osaka コロミツ堂
季節のフルーツをふんだんに使用したかき氷が味わえるお店。丁寧に作られたシロップがたっぷりとかかったかき氷は、インスタ映えも十分。
▶ 代表メニュー:すもものかき氷
◇ ◇ ◇
これだけ見ても、昔ながらの「かき氷」という概念は大きく変わって、立派なスイーツになったことがわかる。まだまだ全国に広がる「令和のかき氷」この夏もすでに猛暑、“ゴーラー”という新たなカルチャーに飛び込んでしまえば暑さが楽しくなるかも?
あなたを冷たくて甘い、でもアツい世界が待っている!?