アニメ『ダンダダン』で阿部寛が世界に見つかる!?高倉健に続いて海外からの検索必至か!

今秋のアニメで一番の注目を浴びているといえば『ダンダダン』、2021年4月6日より集英社のウェブコミックサイト『少年ジャンプ+』にて連載中の漫画を原作とした、幽霊と宇宙人をめぐる痛快なオカルトバトル&青春物語だ。

画像:「ダンダダン」TVアニメ公式

2024年10月からアニメの放送が開始されると、たちまち世界中の動画配信サービスのランキング上位となり、その人気は日本は元より海外でも高いことが話題になっているが、そのアニメ(1期)全12話もいよいよ大詰めで、あと3話を残すのみとなった。

そして放送開始当初から気になっていた、アニメ(1期)では「原作のどこまでが描かれるのか」というところも、終わりが近づくにつれて、その区切りも見えてきたが、まだ楽しみな「あのシーンや、このシーン」が残されている・・・そう、あのモノマネもだ!

その前に、なぜ日本人にしか分からない”ネタ”ばかりの『ダンダダン』が、海外でもヒットしたのか気にならないだろうか。

日本人にしか分からない”ネタ”も海外で検索されるアニメパワー

主人公の綾瀬桃(モモ)と高倉健(オカルン)が中心となって物語が進んで行くが、所々で日本人にはお馴染みの人物やギャグ、歌や作品など、オマージュを絡めた”ネタ”が出現するのが見どころでもある。

だが海外人気が高いということは、こうした”ネタ”も外国人が見ることになるが、当然伝わるはずもない。

そもそもモモの理想とする男性が、俳優の「高倉健」である所から物語が展開していくのだが、モモのバディでありパートナーになるオカルン、彼のこの愛称も、1話の最後に本名が高倉健と同姓同名であることをモモが知り、その名前や有名なセリフを聞くだけで「心を撃ち抜かれてしまう」モモが無理やり付けた”あだ名”である。

画像:「ダンダダン」TVアニメ公式

このような物語の基本設定も「高倉健」が何者で、日本人にとってどういった存在なのか、どんなキャラクターなのかを知らなければ「なぜそうなってしまうのか」は理解できずに”置いてけぼり”にされてしまうところ。

だが、今はどこにいても知りたいことはスマホ(ネット)で瞬時に調べられる時代であることが幸いし『ダンダダン』の影響で「高倉健」の名前が世界中で検索されていることさえも話題になって、YouTubeなどでは英語で解説された動画も作られている。

一昔前なら、こういった日本人による内輪ネタ(ギャグ)を扱ったガラパゴス的なアニメは、外国人にウケが悪い傾向にあったが、『ダンダダン』のヒットの陰には、それさえも超えるストーリーの面白さと、登場人物に魅力があること、それと同時に日本のアニメを理解できる環境(時代)になったことも大きいといえるだろう。

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有名人ネタはもう1人!その名は”アベヒロシ”

前回(9話)はセルポ星人(宇宙人)によって虚空(こくう)いわゆる現実の世界ではない架空の異世界に引きずり込まれたモモ、オカルン、アイラの3人は、宇宙人やUMAなどと戦い、最後はこれらが合体した「セルボ・ドーバー・デーモン・ネッシー」を倒し、現実に戻ったところで終了した。

画像:「ダンダダン」TVアニメ公式

それからは、多くの生徒がいる現実の世界(学校)に”あられもない姿”で戻ったモモたちに混乱する学校内、そして再び現れた○○との・・・これ以上のネタバレはしないが、色々な事情を挟みつつ、とりあえずはアイラをめぐる「モモとオカルンの間にできた誤解」から始まった一連の話は一応の解決を見る。

そしてここからは新たな登場人物と共にストーリーは展開していくが、その前に何故かモモが”アベヒロシ(阿部寛)”のモノマネをしなきゃいけなくなる。

このシーンは、原作(マンガ)を決して「電車内や公共の場では読んではいけない」と言われるほど、元ネタを知っていれば爆笑してしまうところなので、アニメで動くモモがどんなモノマネをするのか、今期の終盤にしてギャグ要素最大の見どころとなるだろう。

当然、海外勢には伝わらないとなると、高倉健と同様に検索されることは必至となるはずだ。

阿部寛のホームページが世界にバレる!?

阿部寛といえば、日本人の誰もが知る国民的俳優である一方で、彼の公式ホームページが度々イジられることでもお馴染みだ。

なぜかというと、インターネット創世記、それこそWindows95や98が流行った時代によく見られたような、実にシンプルで悪く言ったら古臭いレイアウトなのである。

画像:阿部寛のホームページ

だが、今では逆にそれが新鮮で希少な存在となり、どんな環境でも繋がる「もっとも軽いWebサイト」という認識が広がったことで、毎年、年が明けた瞬間にどれだけ「阿部寛のホームページ」を速く開けるかを競う人が現れるほど、ある界隈では有名になり、いい意味で遊ばれているのである。

阿部寛本人も、こうしてイジられていることは認識しているようで「シンプルで気に入っている」と、あえてリニューアルをせずに、ちゃんと最新情報も更新されているからさすがだ。

ここに『ダンダダン』を見た海外勢がこぞって検索をして「たどり着くかもしれない」と思うと、顔がニヤけてしまうが、難点が一つ、英語には対応していないこと。

おそらく多くの海外勢はWikipediaに流れるだろうが、画像(宣材写真)からでも、阿部寛のホームページにたどり着いて、是非とも世界中の人に男前な阿部寛と、あの化石のようなレイアウトを見てほしいと願うばかりだ。

さあ来い!ロケットエンジンバルブ!!

 

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