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- 冬に聴きたい曲の定番はシチューのCMソング!女王ユーミンはスキー場から温かい食卓へ?
今は世界的に異常気象と言われ、日本でも夏の暑さが年々厳しくなっており、なかなか季節を感じ難くなっていると言われる今日この頃。
それでも春夏秋冬はっきりとした四季がある日本では確実に季節は進み、やがて暑くて長かった夏も忘れてしまうような寒い冬がやってくる。
そんな冬の到来を感じるものは人それぞれ色々あるとは思うのが、筆者はテレビから流れてくるCM、得にシチューのCMを見ると、冬が来たことを感じる。
そんなCMに欠かせないのが、身も心も温まるような曲「シチューソング」だ。
目次
シチューのCMに欠かせない?”女王ユーミン”の3曲
冬に見る定番のテレビコマーシャル(CM)といえば、まずクリスマスに関連したもの、そして個人的に筆者が冬に流れるCMで最も好きなのはシチューのCMだ。
特にハウスの『北海道シチュー』のCMは、ストーリー性もあり、何より北海道の厳しい寒さを感じながらも温かい食卓でシチューを食べるというシチュエーションは、まさの「冬の理想の食卓」で、子供のころから、こういったシチューの温かい雰囲気のCMは好きだった。
それは大人になった今も変わらない。
そんな、ハウス『北海道シチュー』のCMに欠かせないの曲を歌うのはユーミンこと松任谷由実だ。CMには長年起用されていることから、特に意識をして見ていない人も聴けば知っているはずで、そのくらい無意識にユーミンの歌声は日本人の耳に沁みついている、それを過去に遡って紹介したいと思う。
松任谷由実「Let It Rain」
今年(2024年)の冬も変わらずユーミンの曲が流れてきた、松任谷由実の「Let It Rain」。
この曲は2022年にハウス『北海道シチュー』のCMのために書き下ろされた3作目の曲になる、まさに長年シチューのCMに起用されているからこその安定の曲だといえる。
この曲になってから今年で3年目となり、だいぶ定着してきたが、CDなどの音源化はされていないようなのが残念だ。
松任谷由実「雪の道しるべ」
2019年~21年は、松任谷由実「雪の道しるべ」という曲。この曲も書き下ろし2作目で、アルバム『深海の街』に収録されている。未だにこの曲の方が良かったという人がいるくらい、冬になると恋しくなる曲で、シチューのCMにもピッタリだった。
CMのストーリーにも力が入っており、個人的にもこの曲が一番好きかもしれない。本当に冬に聴きたくなる温かい曲だ。
松任谷由実「あなたに会う旅」
2016年~18年は、松任谷由実「あなたに会う旅」という曲。この曲が『北海道シチュー』のCMのために書き下ろされた初めての曲で、アルバム『宇宙図書館』に収録。
使用期間も3シーズンと、この曲も長く使われていただけに、未だにシチューのCM曲と言えばコレだという人も多いかもしれない。
改めて聞くと、本当に冬の寒さに沁みるノスタルジックな曲調が秀逸で、かつては”スキー場で流れる曲の定番”で「冬の女王」と言われたユーミンだが、この曲から「シチューのCM=ユーミン」というイメージが出来たといって良いくらいハマった(当たった)曲なので、今に繋がっているのかもしれない。
冬は冬でも「スキー場から食卓(家庭)」へ、年齢を重ねても冬に欠かせない女王であることに変わりがないのは、さすがの一言。
以上、この上記3曲が、冬の「3大シチューソング」として、当サイトが勝手に認定したいと思う。
ただ先にも言ったが「Let It Rain」が音源化されていないのは残念、他の曲も時間差で音源化されているので期待したいところ。とりあえず「雪の道しるべ」と「あなたに会う旅」は、是非とも冬のプレイリストにおすすめしたい。
ちなみに、これ以前にさかのぼるとユーミンは2005年~06年頃にも「Forgiveness」という曲が『北海道シチュー』のCM曲に採用されている。
この時は1~2年で変わるアーティストの1人でしかなく、まだシチューの女王として定着はしていなかったはずだが、やはり今聴いても”しっくり”くるのは、さすがユーミンと言ったところだ。
過去にはユーミン以外にこんな人の曲も・・・
2015年は、秦 基博「聖なる夜の贈り物」(アルバム『青の光景』収録)で、CMもこの年から松坂桃李を起用したストーリーになり、今に繋がっている。
とても良い曲でCMの雰囲気にも合う温かい曲調だが、如何せんクリスマスソングなので、冬の間(1シーズン)に流れるCMとなると、どうしても時期が過ぎれば違和感が出てしまうのは否めない。
それでも冬に聴きたい曲なのは確かなので、歴代のシチューソングとして、冬のプレイリストには必ず入れたい曲だ。
ここからは、さらに遡ってこんな曲も?懐かしの番外編!
2014年、さだまさし「家路」
言われてみれば、北海道といえばドラマ「北の国から」で、50代から上の世代には「さだまさし」も刺さるだろう。
2013年、つじあやの「シチューを食べよう」
まさにシチューのCMのために作られたであろう曲、つじあやの、奥華子あたりは、こういったCMに当てた曲を作るのが得意だ。
2011年、MISIA「大きな愛の木の下で」
MISIAも冬に聴きたい曲が多いアーティスト、だがシチューのCMに「温かい食卓」というイメージを求めるなら、ちょっとオシャレすぎて毛色が違う感じがする。やはりCMの雰囲気も今の方が断然いい。
2002年、安全地帯「反省」
公式チャンネルにてフル聴くことができる。こうして聴くと玉置浩二の声は本当に温かい、冬に玉置浩二も良い。
超番外編、山崎まさよし「お家へ帰ろう」
この曲はつじあやの同様、シチューそのもの曲だが、『ハウス北海道シチュー』ではなく『ハウスシチュー』のCM。もはや20年以上前のCMなので、いわゆるZ世代には全く響かないだろうが、30代以上にはちょ~懐かしいはず。
◇ ◇ ◇
寒い冬には温かいシチューが食べたくなる。今年もそんな季節がやってきた。
今年の夏は本当に暑かったが、猛暑が続けば冬が恋しくなり、寒波が来れば夏が恋しくなる。一年とはそんなことの繰り返しだ。
寒い冬には「食卓には温かい”シチュー”」「コタツには”みかん”」そして「心が温かくなる曲(音楽)」を聴きながら過ごす、これも冬の楽しみの方の”ひとつ”ではないだろうか。