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- ドラゴンボール『ブルマ』のCMが大反響!転職サービスFindyがエンジニアに伝えたいメッセージ
ドラゴンボール『ブルマ』を起用したあるCMが話題になっている。Findy (ファインディ)という会社のCMなのだが、公開されるやそのセンスの良さにドラゴンボールのファンはもとより、各方面から反響を呼んでいる。
エンジニアとしての「ブルマ」に焦点を当てたセンスに脱帽!
まずFindy (ファインディ)という会社はというと、エンジニアと企業を結ぶ(マッチングする)転職サービスを始め、エンジニアのプラットフォームを作っているという会社。
そこでエンジニアの顔として「ブルマ」を起用したということだ。
これはサムネイルだけでも引きが強い。ブルマの名シーンを新規の作画で表現したようだが、90年代当時の懐かしさを残しつつ絶妙なバランスで現代のCMとして作り上げられている。
なぜブルマを起用したのか?
そもそも『ドラゴンボール』シリーズの始まりは、ブルマが発明した「ドラゴンレーダー」(ドラゴンボールの位置がわかるレーダー)からと言っていい。それを持って、7つ集めれば願いが叶えられるドラゴンボールを探していたところで孫悟空との出会い、ドラゴンボールを探す旅が始まる。
まさに初期の物語がスタートするキッカケはこの発明から。
そういう意味でもブルマは、単なるヒロインの枠に収まらない、悟空と共に作品の世界を支えるキャラクターとして最も重要な天才科学者なのだ。

◆ブルマ(Bulma)
ブルマは、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』シリーズに登場する主要キャラクターの一人で、天才的な科学者にして物語初期のヒロイン。
・初登場:『ドラゴンボール』第1話
・職業:科学者、発明家(カプセルコーポレーションの令嬢)
・特徴:美貌と知性を兼ね備えた女性。ドラゴンレーダーを発明し、孫悟空との冒険のきっかけを作った。
・家族:ベジータ(夫)、トランクス(息子)、ブラ(娘)
・活躍:戦闘は行わないが、多くの発明でZ戦士たちを支援。宇宙船、タイムマシン、重力室など、数々の革新的な装置を開発。
現在、エンジニアの世界は大きな転換点を迎えています。生成AIの進化により、コードを書くという行為そのものの価値が問い直され、「AIを活用して何を創り出すか」という視点が強く求められるようになりました。ブルマはテクノロジーとその頭脳で仲間を支え、物語に新たな可能性を生み出してきた象徴的なキャラクターです。代表的な発明には「ドラゴンレーダー」があり、技術によって“道なき道”を切り拓いてきたその姿は、まさにAI時代におけるエンジニアの理想像とも言えるでしょう。
当社は、そんなブルマにこそ「未来を発明する力」が備わっていると考えており、変化に向き合い、創造し続けるエンジニアの伴走者として「つくる人が、世界を面白くする。」というメッセージを本CMに込めました。
出典:ブルマ起用の背景/なぜ、ブルマなのか?
カプセルコーポレーションという発明をした作者から受け継がれるもの
ブルマの父親であるブリーフ博士が社長を務めるのが「カプセルコーポレーション」という会社。
最も印象が強いのが、物語の初期から登場する「ホイポイカプセル」(カプセル化技術)だろう。
物体を粒子状に変換し、数センチ大のカプセル内に収納できる。家や車、バイクなどあらゆるものを小型カプセルに収納し、必要な時に取り出せるため、悟空やブルマの旅でも大活躍した。
これがドラゴンボールの始まりからいきなり登場するのだから、当時の子供たちはワクワクしたことだろう。
他にも悟空やベジータが戦闘力を上げるために使う「人工重力装置」も有名だ。重力をコントロールして短期間で強くなれるトレーニングルームみたいなものだが、これら「ありえなかもしれないが面白い」もの(技術、発明)が登場するのもドラゴンボールの魅力で、漫画と共にカプセルコーポレーションという発明をしたのも、作者の鳥山明の凄さなのだ。
◇ ◇ ◇
無いものから何かを作るためには、こういった想像力が必要だということ。それをブルマというキャラクターを通じて現代のエンジニアにも伝えたいという意図が感じられる素晴らしいCMだ。