大谷翔平が全ての小学校に6万個の野球グローブ寄贈!気になる費用とスポンサーの影

エンゼルスからFAとなり、その去就が注目を集める大谷翔平選手が、自身のインスタグラムで自身が試合で使うニューバランス社製のジュニア用グローブ(グラブ)を日本全国、すべての小学校に寄贈することを表明した。

日本の全小学校「約2万校」へ送るという規模に驚愕!

少子化だの人口減少が叫ばれる昨今の日本だが、それでも世界で1億人を超える人口を持つ国は15か国しかない中で、日本は12位に位置しており未だ人口においても巨大な国の一つだ。

そんな大きな国の全ての小学校に野球のグローブを届けるというのだから驚きだ。これまでの日本人の感覚ならば、自身が育った地域などへの貢献や還元が思いつくところで、アスリートに限らず、多くのスターになった著名人がやっていることだろう。

それがメジャーリーグ全選手の中でも頂点に立とうとしている大谷翔平ともなると、彼の出身校や出身地である岩手県ではなく「日本」という国レベルになるのだから、そのスケールの大きさに今までの常識がひっくり返されたような感覚だ。

日本の全ての小学校は約2万校あるとされ、各校に「3つ」のジュニア用グローブ、数にして6万個にも及ぶという。しかも野球のグローブは決して安いものではなく、下世話な話だが金額も相当なものになるだろうと推測されるが、彼には強力なバックがあるからこそ出来るものだとも考えられる。

破格の費用となるも、強力なスポンサーの影

今回、寄贈されるグラブはニューバランスだという。大谷自身が使用する用具もニューバランスで、巨額のスポンサー契約を結んでいることでも知られているが、おそらく今回の寄贈に関してもニューバランスが大きく絡んでいることは確かだ。

そもそも6万個なんていう前代未聞ともいえる数のグローブをすぐに用意するのも簡単なことではないので、メーカーの協力があって実現できることだろう。

そして一番気になる費用(金額)の方も当然破格となる。

国内だとジュニア用のグローブなら7000~8000円程度で有名メーカーのスタンダードなグローブが手に入る。ただニューバランスは国内メーカーではないので円高や物価上昇を加味すると、最低でも1個1万円はするはずで、簡単に見積もって1万円×6万個として計算しても6億円だ。

当然それだけの数を全国に届けるには配送料も大変な額となる。これを仮に事業費とするならば総額は億が2桁になってもおかしくはない。このように簡単な計算でもその規模の大きさを伺い知ることができるが、それもニューバランスのバックアップがあってのことだと考えられる。

大谷の野球への思いと、ニューバランスの思惑が合致

このようなアクションを起こしたのは、もちろん大谷自身の野球への思い、意向が最も大きいだろうが、スポンサーの思惑も透けて見える。

世界的にサッカーなどと比べてれば圧倒的に競技人口の少ない野球は、アメリカと日本だけで約6割を占めるとされ、日本は少年と成人を合わせて400万人程度の競技人口があると言われる。

野球用品の市場も当然アメリカが最も大きいのは言うまでもないが、アメリカに次ぐ第二の野球大国である日本も大きな市場だ。

またスポーツメーカーが野球用品に力を入れるのも、サッカーや他の球技に比べて必要な用具が多く高価なため、メーカーにとって魅力的なのだと思われる。

だが日本において野球用品は国内メーカーが圧倒的に強いのが現状で(ミズノ、アシックス、ZETT、SSK)特に外資系のメーカーでも野球用品に関して歴史が浅いニューバランスは、スニーカーは有名なので知名度はあっても野球のイメージを持ってる人は少ないはずだ。

そこで野球用品に力を入れたいニューバランスが目を付けたのが大谷翔平で、スポンサー契約は喉から手が出るほど欲しかったというのが巨額の契約を結んだことからも分かるだろう。

その効果もアメリカではかなりあるようだが、日本でも国内メーカーの牙城を崩したいはずで、今回の寄贈はニューバランスにとってもメリットがあることから、費用面については知る由もないが、お互いに協力はあったと思われる。

◇  ◇  ◇

何はともあれ、こんな規格外のアクションが出来るのも「大谷とニューバランスのタッグ」だからこそ成し得る技だということには間違いない。

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